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アルコール依存症 家族へのアプローチ
わたしは、入職したときからアルコール依存症の患者さんに関わってきました。
その中で、やはり大きいのは家族の存在です。
依存症は、ご本人さんだけでなく、周りにいる人を巻き込みながら進行していく病気なので、ご家族にも病気について理解していただく必要があります。
聞いた話では、アルコール依存症で入院されていたのに、退院すると快気祝いにお酒が準備してあった、という笑えない話もあります。
もう何ヶ月も飲んでないのだから、少しくらいいいのでは?と家族にすすめられた人もいるそうです。
というわけで、今日は、ご家族や周囲の方に向けた、アルコール依存症についてのパンフレットを作ってみました。
伝えたいことは山々あるのですが、依存症という病気についての説明と、断酒を継続するにはどうすればいいか、という最低限のことを載せました。
明日、同僚のアルコールリハビリスタッフに読んでもらうことにしています。
もっと早くに作らないといけなかったと思うのですが…。とほほ。
この仕事について、何年も経ちますが、家族へのアプローチが必要だとわかってはいるのに、なかなか実行できていません。
本当は、家族のための自助グループとかも立ち上げたいのですが。
わたしが入職した頃に、依存症で入院されていた方たちは、断酒してもう何年もになっています。
中には亡くなった方もおられますが、断酒継続できるのは酒害者の約3%とも言われていることを考えると、すごくうまくいっているほうだと思います。
そのせいか、わたしの中では、断酒はできるもんだ、というイメージがあります。
これは、スタッフとして幸運だと思います。
少しでも、断酒が継続するお手伝いをせねば、とこまごまと考えています。
こきち@心理
アルコール依存症を病名変更したら?
ふと思いついたことですが。
アルコール依存症って、別の病名にしたらいいのに、と思って。
アルコールコントロール障害とか。
わたしは病院で働いているけれど、病名は患者さんに受け入れられやすいものがいいと思うのです。
アルコール依存症は、否認が働く病気なので、ただでさえ病気を受け入れることが難しいのに、依存症って確かに依存ができて病気だというのは分かるけど、イメージがわきにくいような。
アルコール依存症は、死亡率がとても高い病気で、わたしが育児休暇の間にも、患者さんが亡くなっていました。
病名を変えるくらいで、少しでも多くの方が元気になるチャンスが増えるなら、それに越したことはないと思うのです。
こきち@心理
人に関わる仕事 向いている人
先日、毎週行っている音楽療法にいつも通り行きました。
認知症の患者さんを中心に、年配の患者さんに集まっていただいて、回想を取り入れた音楽活動を行っています。
わたしは主に伴奏で、伴奏がないときはメンバーさんの隣で場を共有するお手伝いをさせていただいています。
悩みの種は、スタッフの数が足りないこと。
耳が遠かったり、目が見えにくいメンバーさんもおられ、そういう方にはスタッフが横について「今何をしているか」ということをときどき伝えると、よりよい参加になるのにな~と毎回思っています。
先日の音楽療法には、看護助手の方がひとり参加されました。
初めての参加だったので、こちらからは、耳の遠いメンバーさんの隣で、みんなが何を話しているかときどきお伝えしてほしい、とお願いしました。
そのメンバーさんは、ピアノ伴奏などは聞こえやすいみたいなのですが、リーダーの話や、メンバーの雑談などは聞こえにくいため、その場にはおられても何が起きているのか分かりにくくなるような方です。
参加された助手さんは、その場の状況を丁寧にメンバーさんにお伝えしていました。
メンバーさんの表情も、いつもと全然違って笑顔が多く、話もよくされました。
助手さんの人柄なのでしょう、空気のようにその場に溶け込んで、おかげでグループの進行もスムーズでした。
見習いたいな、と思いました。
こきち@心理
抄録ができない…
というのも、わたしの仕事のひとつでもあるアルコールリハビリ係の課長の宿題をお手伝いしているからです。
課長はこの前の夏に、アルコール関連の学会で発表したのです。
その後、発表者は内容をまとめて学会事務局に送らなければならなかったのですが送らず。
それが11月末の話です。
うちの課長は忙しい人なので、や~もうまとめなんて無理~、みたいに思ってはや1ヵ月半。
ついに文書で「早く送りなさいよ!」みたいに通達がきたらしいのです。
そこで白羽の矢が立ったのがわたし。
仕事に復帰して間もないのに、発表のまとめなんて!
というのも、過去にも課長の宿題を一緒にしたりしていたので。
声をかけてもらったのはありがたいんだけど、何というか…。
課長の手書きの字が読めないのです、癖の強い字で。
かわいい女の子の書くような字なのですが、急いで書いてるところなど、なかなか読めません。
言いたい事、伝いたいと思っている事はよくわかるので、それをわたしが勝手に文章化しています。
翻訳機のように。
それでも文章化できないところは「患者さんが回復していく???関われ???」と、考えるのをあきらめてハテナマークにしています。
提出期限は月末らしいので、頑張りたいと思います。
こきち@心理
インフルエンザ
うちの近所では、12月の初旬にはインフルエンザが出たようですが、まだそんなに広がってはいないようです。
今年は何型が流行るのかな。
わたしはとにかく注射がきらいで、インフルエンザも本当は打ちたくないのですが、仕事に復帰もあるし、と覚悟を決めて接種しました。
職場で打ってもらえるので、内科の先生にお願いしました。
「こきちさん、元気だった?いつから仕事なの?」
と言われている間に接種終了。
あの『打つぞ~打つぞ~!』という変な間がなかったので、すごくあっけなく終わりました。
注射を打つ人は、みんなこんな風に打てばいいのではないでしょうか。
ちなみに、うちの病院はすごく勉強した料金設定になってます。
こきち@心理